わらび餅の真実(大げさ。。。)
どうでもいい話なんですが、聞いてください。
僕ねえ、わらび餅が好きなんですよ。
あの冷んやりした感じとか、ぷるぷるっとした食感とか。
…あ、これはワラビーでしたね。
子どもの頃、夏にプールに行くと、横で軽トラのおじさんがわらび餅売っててね。みんな経験あると思うけど。で、子どもはモナカに入った100円の小さなパックで買えるんだよね。あれが美味しくてねえ。
「いつもより多く入れてあげたよ〜」なんて言われて、喜んで。まあ、今にして思えば、誰でにもそう言ってたんだろうなって(大人になった今になって)わかるけど。それもまぁ、良い思い出ってことで。
大人になってからは、京都で食べたわらび餅に「う、美味い!!」と、衝撃を受けて。それからいろいろな所で、わらび餅を目にしたら、ついつい手が伸びるようになってしまいました。
で、この前、和菓子屋のオヤジと話をしててね。
そのオヤジの話が、ちょっと自分的には衝撃だったんですよ。
「あー、プールの帰りに食べたわらび餅?
そりゃ、タピオカの粉とかで作ったニセモンだよ。わらび粉、入ってないよ、ハハハ」って。
がーん!!!!
自分が子どもの頃に食べたわらび餅は、わらび餅じゃなかったなんて…ショックでかい!!
他にも色々、話をしたわけです。
まず、わらび餅の原料のわらび粉は、わらびの粉を粉砕して粉状にしたものです。その原料のわらび粉が、年々少なくなっている。
まあ、わらびってのは元々は山に生える野草なんで、森林開発とか環境破壊とかで、どんどん生息地が少なくなっているのが原因の一つ。それに加えて、わらび粉を作るのは、結構手間な作業らしいんですよ。
で、今は輸入物のわらび粉が増えてるんだってね。。。
これは本物のわらび粉を使ったわらび餅
まあ、正直、国産品と輸入品との味の区別がつくか、僕にはなんとも言えないんだけども。でも、日本伝統のスイーツだって思ってたわらび餅が、その中身は実は海外のものだってのは、ちょっとショックですよねえ。
まあ、日本の食料自給率考えると、当たり前っちゃ当たり前の話なんだろうけどね。
でも、一番ショックだったのは、そこじゃあなくて。
知り合いの女の子に、ちょっと自慢げに「安いわらび餅って、あれデンプンでできたニセモノなんだよ。知ってた?」って、教えてあげたんですよ。
そうしたら、呆れた顔で「そんなことも知らなかったの?食べたら分かるでしょ。ちょっと大人として、どうなの?」って、マジ説教を喰らったことです。
私が悪うございました…。